セレッソ大阪の下部組織出身のプロ5年目、FW山田寛人(22)がクラブでの記念すべき第1号ゴールを決めた。

前半25分にMF乾のスルーパスに抜けだし、右足で先制ゴールを奪った。J1通算37試合で3点目。過去の2点は期限付き移籍していた20年ベガルタ仙台時代のもので、C大阪では待望のJ1初ゴールだった。

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試合は引き分けたが、記者会見での山田は自信がみなぎっていた。

「あそこのスピードは自信がある。狙って打つと入らないと分かっていたので思い切り打った。今日は絶対に点を取れると確信していた。小菊監督が(札幌戦で自分が)点を取ると言ってくれていたので、取れてよかった」

小菊昭雄監督(46)が前日18日の取材対応で「前回取り消された初ゴールを(山田は)結果として出してくれると思う」と、愛弟子のゴールを予言していた。

前節12日の清水エスパルス戦で、山田は今季初先発した。前半にDF山中の左クロスにヘッドでゴールしたように見えたが、最後は相手に当たり、公式記録はオウンゴールと発表されていた。

7日に22歳の誕生日を迎えたばかりの山田にとっては、12日遅れのバースデーゴールになった。