北海道コンサドーレ札幌は29日、GK阿波加俊太(27)がJFL鈴鹿ポイントゲッターズに完全移籍することを発表した。阿波加は下部組織出身で13年にトップチームに昇格。J3相模原、JFLホンダFC、J2愛媛への期限付き移籍をへて18年から復帰していた。札幌でのリーグ戦はJ2時代の16年の1試合のみだった。

クラブを通じ「シーズンが始まってすぐのタイミングですし急な話で多くのサポーターの方たちを驚かせてしまい申し訳ありません。僕はこの北海道や札幌の街、北海道コンサドーレ札幌、そして何よりサポーターの方々が本当に大好きでどんな状況であろうと頑張りたい力になりたいと思ってやってきましたし、人生のほとんどをこの北海道、札幌という地で過ごし離れるのは寂しい思いも正直強いです。ですが今回の話をもらった時に挑戦したいという思いを自分の中で強く感じ、その思いを大切にしようと今回の決断に至りました」とコメント。

「札幌では試合に出場する機会はなかなかありませんでしたが2016年に試合に出た時の皆さんの声援というのは本当に力になったのを覚えていますし、サポーターの方達の頑張ってよ! という声がなければここまでやってこられない時期もありました。皆さんには感謝しかありません! どこに行っても札幌の事を応援していますしまたいつか帰って来れるよう頑張っていきたいと思います!! 本当にありがとうございました!!」と感謝した。

鈴鹿はFW三浦知良が今季加入。道産子キーパーがカズとの共闘を目指す。