セレッソ大阪のプロ5年目、FW山田寛人(22)が公式戦3戦連発を狙う。

C大阪は2日、敵地で川崎フロンターレとJ1リーグを戦う。山田は3月19日のJ1北海道コンサドーレ札幌戦、同26日ルヴァン杯大分トリニータ戦と現在2試合連続ゴール中。

今季公式戦4試合2得点と好調で、絶対的なFWが不在のチーム内で1歩リードしようとしている。昨季準優勝したルヴァン杯5試合2得点の勢いが、実力へと変わってきた。

1日にオンライン取材に応じた山田は「今の状態なら通用すると思うし、自分の点だけにこだわってやっていきたい」と、3戦連発に自信を見せた。

C大阪下部組織からプロに昇格後、4年間のうちJ2琉球に約半年間、ベガルタ仙台に1年間の期限付き移籍をした。J1通算37試合3得点。3月の札幌戦での得点はC大阪所属としては初ゴールだった。

「川崎Fはスタジアムも独特の雰囲気で、強いチームとやれるのはわくわくしている。日本代表の谷口選手がいて、自分がどれだけやれるか」

183センチ、76キロとバランスのとれたストライカー。小菊昭雄監督(46)が、最も期待する選手の1人で“小菊チルドレン”とも呼ばれている。プチブレークしてきた22歳が、完全覚醒できるか注目される。