鹿島アントラーズは6日、2日の清水エスパルス戦で退場処分を受けたブラジル人MFピトゥカが、Jリーグ規律委員会からリーグ戦4試合の出場停止処分を受けたと発表した。また、クラブ独自の処分として出場停止期間中に開催されるルヴァン杯1次リーグ2試合を出場停止にすることも併せて発表した。

ピトゥカは2日の清水戦で途中交代になり、ピッチを後にした後、テクニカルエリアに置かれていた水が入ったペットボトルを蹴り上げ、ボトルがスタンドに飛んでいった。

主審は、交代したピトゥカにレッドカードを出していた。規律委員会では「交代を命じられフィールドから出た直後、テクニカルエリア内に置いてあったペットボトルをスタンドに向かって蹴り飛ばした行為は、きわめて危険な行為、および、きわめて反スポーツ的な行為に該当すると判断、4試合の出場停止とする」としている。

また、クラブは「今回の行為を非常に深刻に受け止め、当該行為により危険が及んだ方々やスタジアムに来場されたお客様、すべてのフットボールファンならびに関係者の皆様へ深くお詫びし、再発防止に向けて選手への指導を徹底してまいります」とコメントした。

ピトゥカもクラブを通じコメントを発表。「このたび、私の恥ずべき行為で危険を感じたスタジアムのお客様、ご迷惑をおかけした来場者の方々、ファン、サポーターの皆さま、鹿島アントラーズに関わるすべての関係者に心からおわびします。一人の人間として、自分の愚かなふるまいを後悔しています。ペットボトルをサポーターに向けて蹴る意図は全く無く、感情に任せて蹴ってしまいました。一歩間違えれば大きな事故につながり、決して許されない行為だと思っています。皆さまの信頼を取り戻せるよう、自分の行動でその気持ちを示していきます」とつづった。

ピトゥカの出場停止試合は以下の通り。

◆6日 J1第7節アビスパ福岡戦

◆10日 J1第8節横浜F・マリノス戦

◆13日 ルヴァン杯セレッソ大阪戦

◆17日 J1第9節名古屋グランパス戦

◆23日 ルヴァン杯大分トリニータ戦

◆29日 J1第10節セレッソ大阪戦