セレッソ大阪のMF中原輝(25)が25日、海外移籍や日本代表入りの夢を語った。大阪市内での公開練習後、取材に応じ「チャンスがあれば、より高いレベルでやりたい。J1で結果を残せば、代表にも呼ばれるチャンスはあるはず」とコメントした。

中原は今季、J2モンテディオ山形から新加入。J1リーグではここまで全9試合に出場、うち8試合が先発だ。現時点でノーゴールだが、右サイドの攻撃的MFの定位置を確保。ルヴァン杯では4試合2得点の成績を残している。

先週からC大阪の練習に参加中のクラブOB、元日本代表MF香川真司(33=シントトロイデン)からも刺激を受けた。

「山形から来たんでしょ? 今、何歳?」

初対面ながら気さくに話しかけてくれた香川に、中原は「一緒に練習をしていて、シンプルにうまい。一緒にできる機会なんて、なかなかない。今度、海外がどんな感じか、聞いてみたい」と目を輝かせた。

中原のポジションは、昨年まではMF坂元達裕(25)がいた。

坂元も同じ山形から引き抜かれる形で20年にC大阪へ移籍し、同じ左利きでポジションも学年も同じ。今年1月からベルギー1部オーステンデへ移籍した坂元が歩んだ道に、中原も続けるか注目だ。

「C大阪の勝利にこだわり、数字にこだわりたい。今はリーグ戦で(第1号ゴールを)取れたら、という気持ち」

目の前に掲げる目標はJ1初得点。29日の鹿島アントラーズ戦(ヨドコウ)で記念弾を目指す。【横田和幸】