サッカー女子プロリーグ「WEリーグ」初代女王の座が目前に迫ったINAC神戸の安本卓史社長(49)が28日、自身のツイッターに「明日、悪天予想のため、屋根を閉めて試合を行います。雨でも快適に観戦できますので、ご来場予定の皆さん、予定通りに来て下さい」などと投稿した。

昨年9月に開幕した第1回のプロリーグは、INAC神戸がここまで13勝2分けの無敗で独走してきた。最短優勝決定日は29日で、午後1時から本拠地ノエビアスタジアム神戸でサンフレッチェ広島レジーナと対戦する。

優勝条件はINAC神戸が勝った上で、他会場の2位三菱重工浦和が引き分け以下か、INAC神戸が引き分けても浦和が負ければ、4試合を残して王座が決まる。星川敬監督(45)は「運をつかむためにも、いい試合をしたい」と意気込んでいる。

その大一番があいにくの雨予報のため、スタジアムの屋根を閉めて観戦に影響が出ないようにする。クラブによると2000人程度の集客を予想しているものの、さらに多くのサポーターやファンに歴史的瞬間を見届けてほしいと呼びかけている。