セレッソ大阪は29日、J1リーグ第10節で鹿島アントラーズと本拠地ヨドコウで対戦する。

J1での鹿島とのホーム戦は、10年5月5日に長居スタジアムで2-1で勝ったのを最後に、9戦全敗中と大の苦手だ。しかも今季のC大阪はホームで2分け2敗と未勝利。勝てば2倍の喜びが待つ。

昨年9月の対戦では、鹿島に1-2と逆転負けを喫した小菊昭雄監督(46)は28日、オンライン取材に応じて「私は特に過去のデータを気にしていない」と話しつつ「そういった流れや、歴史を変えるチームに(C大阪は)成長している。歴史を変える一戦にしたい」と言い切った。

実際に今季のC大阪は、J1のアウェー清水戦に18年ぶりの白星を挙げ、川崎フロンターレのホーム連続無敗を25試合で止め、J1記録更新を許さなかった。

同じく主将のMF清武弘嗣(32)も「ここからの3試合は上位か、下位にいくかの大きな分岐点になる。まずは、最初に勝てるようにいい準備をしたい」と気合を込めた。

3勝4分け2敗で7位につけるC大阪にとっては、勝ち点6差で2位の鹿島に勝てば、一気に上位争いに加われる。

小菊監督は「ボールを大事にしながら、ゴールを目指したい。ミドルシュートにトライする強気な姿勢も大事」と、試合巧者鹿島との真っ向勝負に挑む。