ワールドカップ(W杯)予選の直前に、最高の仕事をやり遂げた。

セレッソ大阪のFWアダム・タガート(28)が、前半18分にMF毎熊の右クロスにヘッドで合わせて、2試合ぶりの今季2点目を挙げた。この先制点で優位に進めたC大阪が、敵地で快勝を収めた。

C大阪は昨年3月以来となる今季初の3連勝で、記念すべきJ1通算300勝とした。

「連勝を伸ばせたことがよかった。(先制点は)素晴らしいカウンターから、キヨ(清武)のパス、毎熊のクロスがよくて、いいゴールが生まれた」

この試合を終え、ヒーローは昨年以来の復帰が決まったオーストラリア代表に合流。

タガートが出場するW杯アジア予選プレーオフは、アジア最終予選A組3位のUAEと、B組3位のオーストラリアが6月7日、中立地のカタールで一発勝負で対戦する。勝てば13日、南米予選5位のペルーとの大陸間プレーオフに進み、こちらも一発勝負で本大会切符を懸けた大一番になる。

昨年11月に左膝を手術して回復が遅れていたが、Jリーグで完全復活。タガートは「これから僕は代表に行くが、代表でも頑張らないといけない」と、自覚と決意を語っていた。