京都サンガは前半のオウンゴール、後半ロスタイムの失点と不運があって、5戦未勝利(3分け2敗)となった。

曹貴裁監督(チョウ・キジェ、53)は「最後まで攻めにいって1-2にされた。(問題は)選手というよりは、僕の采配を含めたもの。後悔はないですけれど、自分のゲームの読みが足りなかった。こういう時は負けを受け入れて、言い訳をせずに前へ進みたい」と悔しそうな表情で言葉を絞り出した。

2位浮上となった柏と、最後まで真剣勝負を繰り広げながら、紙一重の結果で7月2日札幌戦(2-1)を最後に1カ月以上も勝利から遠ざかった。

特に前半25分のオウンゴールは避けられたプレーだった。相手MFにプレッシャーを受けたDF本多が、左サイドから強い弾道のバックパスを出し、GK上福元が頭でクリアしようとしたが、そのままゴールへ吸い込まれたもの。

新型コロナウイルスの陽性者が続出するなどチーム状況は決して良くないが、同監督は「これ(5戦未勝利)がネガティブな材料になるとは思ってもいない。こういう経験をするためにJ1に上がってきた。逆境といえば逆境かも知れないが、これを乗り越えたい」と言い切った。