北海道コンサドーレ札幌は7日、敵地で湘南ベルマーレ戦を迎える。右太もも裏肉離れのケガを負い離脱していたFW小柏剛(24)が、14試合ぶりに試合復帰する見込みだ。6日、札幌・宮の沢で前日練習に参加。7月の試合で復帰予定だったがかなわなかった。味わった悔しさを力に変え、今度こそピッチを駆け回る。

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小柏はピッチに立てる喜びをかみしめている。右太もも裏のケガが回復し、試合復帰できる見込みとなった。「復帰してすぐケガしたり、練習で違和感が出たり。もどかしい気持ちがあった中で、今週はやっと試合に出られるなと思っている。心の底から楽しみたい」と思いを口にした。

3月12日横浜戦で負傷離脱し、途中出場で復帰した4月29日湘南戦で再発した。リハビリを重ね、7月10日ホーム鹿島戦で復帰する見込みだったが、出場できなかった。そこから約1カ月、再び体と向き合い慎重に調整を図ってきた。「再発してますし、心のどこかには(不安が)あるが、恐れずに100%プレーをしていきたい」と迷いはない。

チームは6月26日G大阪戦(札幌ドーム)以来の白星を狙う。ペトロビッチ監督(64)は「常に強い気持ちで挑んでいくというのはいつも同じ。自分たちの走る、戦う、といった部分を強調して戦っていきたい」と話した。小柏は「自分が100%プレーできなければチームは勝てないと思っている。その準備はしっかりしているつもりなので、そこをみなさんに見せていきたい」。持ち前のスピードを生かしたプレーで勝利に貢献する。【山崎純一】