鹿島アントラーズの岩政大樹監督(40)が20日、就任2戦目となる湘南ベルマーレ戦(21日、レモンS)に向けオンライン取材に応じ、新戦力のナイジェリア人FWエレケの起用を示唆した。

190センチの長身FWに「メンバーには加えました。使う可能性ある」と明言。前節アビスパ福岡戦を欠場したMF和泉竜司も戦列に復帰することも明かし「後半の戦いを維持できるメンバーがそろっている。福岡戦とは違う後半を見せたい」と、90分通してのゲームプランに自信をのぞかせた。

バイラー前監督が解任され、14日の福岡戦から指揮。攻守で相手を圧倒する目標へ、先週は守備面を、今週は攻撃の組み立てに重点を置いて練習を進めてきた。鹿島の根幹である強度が、練習から各選手が発揮する一方で、DF常本佳吾が左膝、DF林尚輝が右太ももの筋肉を練習で痛め、ともに全治8週間の負傷となった。

岩政監督は「2人の事象は別だが、共通するのは練習に対する選手のやる気が満ちあふれて、ブレーキをかけないといけないぐらいやってくれている。激しさ、強度は間違いなく上がっているところ。それはブレーキをかけても仕方ない。自分たちの目指すサッカーに到達するためには、厳しい練習をこなさないといけない。そこは、メリハリ持って行っていく」と話した。