アンプティサッカーのワールドカップ(W杯)トルコ大会に出場している日本代表が、1次リーグを3戦全勝で突破した。

前鼻啓史監督率いる日本は、初戦となった1日のドイツ戦を金子慶也の2ゴールと近藤碧のダメ押し弾で3-0で完勝。

2日コロンビア戦も秋葉海人と後藤大輝が幸先よく得点。後半、コロンビアに1点差に迫られるも、近藤の2試合連続得点で突き放し、前回大会で敗れた相手に3-1で雪辱した。

3日メキシコ戦でも、序盤に秋葉が立て続けに2点を奪うと、その後は粘りある守備で北中米1位の攻撃を抑え、2-0の完封勝利を挙げた。

B組を首位通過した日本はベスト16入り。決勝トーナメント初戦は5日に行われる。

アンプティサッカーは上肢または下肢の切断障がいのある選手により行われる7人制サッカーで、上肢切断者がGK、下肢切断者がフィールドプレーヤーを務める。

1980年代に米軍負傷兵のリハビリの一環として始まり、日本では2010年から普及活動が始まった。