北海道コンサドーレ札幌は川崎フロンターレに3-4で逆転で敗れ、4試合ぶり黒星を喫した。

前半7分、DF岡村大八(26)が先制点を決め、1-1の同27分にFW浅野雄也(26)が2点目を追加。2-3の後半14分にFWキム・ゴンヒ(28)が今季初ゴールを決めて同点に追いついたが、同41分に勝ち越しを許して屈した。1勝3分け2敗で順位は15位に後退した。

試合後、ペトロビッチ監督(65)は「サッカーの試合はああいうミスを繰り返してしまったら、川崎F相手じゃなくても勝つのは難しい。今日のゲームは自分たちで自分たちを苦しめてしまったゲーム」と、ミスによる失点を悔やんだ。

全3得点、ヘディングシュートで奪った。先制点を決めた岡村は今季初得点だったが「自分のゴールを喜んでいる暇はないと感じている。4失点しているところはDFを任されている身として情けない」と反省した。

2戦連発中でトップ下として効果的だったMF小林祐希(30)が前半23分に負傷交代し、直後の同25分に1-1の同点に追いつかれた。早い時間でのプラン変更を余儀なくされ、チームとしてのバランスを崩したように見えた。その後2点を奪い返して反撃したまでは良かったが、最後の最後で力尽きた。

ケガから3試合ぶりに復帰した2選手は復活を証明。MF青木亮太(27)は先発し、浅野の得点をアシスト。一時同点となる3点目を決めたキム・ゴンヒは後半から投入され、浅野が蹴ったFKに合わせて飛び、投入からすぐにストライカーとしての仕事を果たしてみせた。「戻ってこられたのはうれしかったが、勝利できず残念」と振り返った。

昨季の6月のアウェーは2-5で敗れ、10月のホームは4-3で勝利。この日が3-4で、3戦連続で両チーム合計7得点の撃ち合いを演じた。対川崎F2連勝とはならなかったが「いいサッカーはできている手応えはある」と浅野。「次の試合でサポーターの期待に応える試合をしないといけない」と、指揮官は気持ちを切り替えていた。

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