Jリーグは30日、2023-24年シーズンのAFC(アジア・サッカー連盟)クラブライセンスの判定結果について、同シーズンのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場する横浜F・マリノス、浦和レッズ、ヴァンフォーレ甲府が「B等級基準」を充足していなかったと公表した。

浦和と横浜はトップチームのGKコーチ、横浜と甲府はトップチームのフィットネスコーチの基準を満たしていなかったという。

ただし「B等級」に指定されている基準については充足していなくてもクラブライセンスは交付される。J1ライセンス判定においては、GKコーチとフィットネスコーチは基準に充足する者の配置を強く推奨されていないため制裁は科されないが、AFCライセンスにおいては制裁「クラブ名の公表」が必須となる。

また、J2から天皇杯を制して出場権を獲得した甲府は、ホームのJITリサイクルインクスタジアム(甲府市)がAFC施設基準の背もたれのある個席5000席を具備していないため、東京・国立競技場で申請し、受理された。これでACLに国立開催で挑むことが決まった。