敗れた湘南ベルマーレFW大橋祐紀(26)が積極的なプレーで攻撃陣をけん引した。

エースFW町野修斗(23)がドイツ2部キールへ移籍し、FW陣の競争が激化する中、町野と2トップを組んだ26歳が存在感を発揮し、新エースの自覚を感じさせた。

ドリブル、シュート、パスと前線で多くの役割を担っていた町野が移籍し、リーグ戦2試合目。前節柏レイソル戦では3本のシュートを放つなど得点への強い意識をみせつつ、中盤に落ちて攻撃を組み立てるなど、自身の幅を広げるプレーをした。今節でも町野の抜けた穴を埋めるかのように、体を張ったポストプレーやパスで、攻撃の起点として機能した。「(ボールを)ためるとか、前に進むために時間作る、あとは、受け手になるっていうことは意識しながらやってはいると思うので、そこは比較的できていたとは思うんですけども、ゴール前の出力だったり、工夫っていうのが足りなかった」と無得点に終わったことを悔やんだ。

大橋が注目を浴びたのは、ハットトリックを達成した開幕戦だった。得点ランキング首位に立ち、「2桁(ゴールを)取ることが目標」と意気込むも、3月に負傷。3カ月間チームに貢献できなかった。6月に復帰すると11日の鹿島戦から先発に定着したが、約1カ月で1得点と物足りない数字だ。

この日、湘南はゲームを通じて主導権を握りながらも後半41分にセットプレーから失点を許し、敗戦。何度も決定機を作りながら、無得点に終わったことで、攻撃陣として責任を痛感している。「なんていうんすかね…0ー1っていう結果を…こう…しっかり受け止めて…受け止めないといけないのかなと思います」と絞り出した。

元「相棒」の町野が去り、エースとしての自覚を持つようになった。「本当に責任っていうのは、一番大きな部分だと思いますし、自分が引っ張っていけるようなプレーをしたいと思いますし、先頭に立って、ゴールを取って、前の選手なので、勢いをつけたいなと思います」と力強く言い切った。【佐藤成】

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