J1アルビレックス新潟は18日、アウェーで公式戦7連勝中のアビスパ福岡と対戦する。
試合前日の17日、チームは聖籠町で最終調整を行った。2-2で引き分けた前節12日のホームでの湘南ベルマーレ戦を欠場した右サイドバックの藤原奏哉(27)はトップコンディションで福岡戦に臨む。対人の強さと読みの良さで守備を支え、攻撃では内と外のレーンを巧みに使い分けたオーバーラップを繰り返し、堅守攻略のキーマンになる。
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攻守に欠かせないピースが右サイドを制圧する。17日、藤原は5対2のボール回しやセットプレーの確認など軽めの調整で福岡戦に備えた。試合前日会見では「相手のペースに巻き込まれず、相手のパワーを利用しながら、僕たちのサッカーをして先制点を狙っていく」と話した。
神出鬼没な攻め上がりでパスサッカーを円滑化させる。新潟は直近の試合で堅守速攻型のチームとの対戦が続く。特にセンターバックを起点とした中央突破をつぶしにくる布陣を取られることが増えてきた。福岡もリーグ戦ここ3試合で無失点と堅守を誇るが、立ち位置を変えながら攻撃を操るライン際の司令塔は強気に出る。「中央と使い分けながらサイドで数的優位を作りたい」と難敵攻略を頭に描く。
今季、まだ連勝がない新潟に対し、福岡はリーグ戦5連勝、天皇杯を含めて公式戦7連勝中と好調を維持する。藤原がサイドでマッチアップすることが予想されるMF金森の突破には注意が必要だ。「前節、ドリブルからアシストしている」と警戒するが、「いい距離感を保ちながら守りたい」と“バトル”で負けるつもりはない。
チームは前節12日の湘南戦で2点ビハインドを追いつき、勝ち点1をもぎ取った。勝利は逃したものの、チームはいい状態で今節に臨める。「試合中に起きる問題点をピッチ上で修正できるように。気づいたことを周りと共有できるように発信する」。福岡との前回対戦時(第8節)も6戦負けなしと好調だった相手に逆転で3-2の勝利を収めている。藤原の眼中には「勝利」の2文字しかない。【小林忠】
▼前回対戦 第8節4月15日にデンカSで対戦。福岡は6戦4勝2分けと好調をキープしての対戦だったが、新潟が3-2で劇的な逆転勝利。新潟は前半2点リードを許すが、MF伊藤が後半2分、ロスタイムに2度とゴールを決めるハットトリックを達成した。
○…「前に進み後ろに下がらない」ことから、「勝ち虫」と戦国武将に縁起物として愛されたというトンボが練習中、スタッフの帽子にとまった。松橋監督は「警戒すべき点はあるが、選手、チームを信じ抜いている。相手のセンターバックにダメージを与える攻撃を繰り返し、最後に我々が勝って終わる」。敵地でも攻めの姿勢で勝利をつかみ取りに行く。



