ヴィッセル神戸は23日、同日開催のJ1第28節セレッソ大阪戦前に、ふるさと納税を活用したクラウドファンディング「みんなのノエスタ、アップグレードプロジェクト」によってリニューアルされた、ノエビアスタジアム神戸の南スタンドトイレを報道陣に公開した。

22年11月4日から23年1月31日の募集期間に集まった寄付金額は1億5567万円で、クラウドファンディングの返礼品や諸経費を差し引いた約1億円を原資に、施設改善に使われ、その第1弾として、改修を求める声が多かったトイレのリニューアルに着手。この日の開場と同時に、利用が開始される。神戸のふるさと納税担当である芝英幸氏は「23年度中に他の2カ所の改修も予定している」と次のプランを話した。

今回改修された南スタンドのトイレには、木目調の落ち着いたデザインを採用。地域や他のスポーツ団体の声も聞きながら、落ち着けるナチュラルテイストとされ、入り口には兵庫県産の間伐材を使用した木製パネルが取り付けられた。

今回の改修には最新の設備が採用され、流す水の量が半分になるなど、使い勝手だけでなく環境にも配慮したリニューアルとなっている。