セレッソ大阪森島寛晃社長(51)は13日、リーグ戦中断明け初戦となる、21日の敵地サンフレッチェ広島戦へ「勝つのみ」と、チームにハッパを掛けた。

本拠地ヨドコウで行われた大阪府警との連携協定の締結式に出席し、取材に応じた。

今季も残り5試合。現在3連敗中のC大阪は7位に後退し、逆に広島は最近7試合を5勝1分け1敗で5位に浮上。勝ち点2差という順位の近いライバル対決になる。ともに来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得へ、3位以内に滑り込みたい目標がある。

逆転負けした昨年のルヴァン杯決勝を含め、C大阪は最近の公式戦で広島に5連敗中。その負のデータを踏まえながら、森島社長はあえてゲキを飛ばした。

「このところ、広島にはいい結果を出させてもらっていない。今回は戦う中でお互いの順位も変わってくる。1試合も負けられないつもりでやるので、この広島戦が大事になる。選手の中では勝てていないというのが、すごく頭にあるでしょうけど、勝つのみですね。勝つことしか考えていない」

広島が、広島市にある本拠地エディオンスタジアム広島(Eスタ)を使用するのが今季限りで、C大阪戦を含めて残り2試合となった。来季からは広島市の中心部に完成する、エディオンピースウイング広島(Eピース)に移る。

EスタはC大阪がJリーグに昇格した1年目の95年、当時は広島ビッグアーチと呼ばれ、3月18日の開幕戦で広島と戦った。MFだった森島社長が中心のC大阪は、同期でともにプレーしたFW山橋貴史(現JFLヴェルスパ大分監督)の延長Vゴールで、歴史的勝利を飾った会場だ。

広島市生まれの森島社長も95年、日本代表で初めて国際Aマッチを記したのが、同会場でのスコットランドとの親善試合だった。

森島社長は「山橋君のゴールといい、すごく縁のあるところ」というEスタ。敵地ではあるものの、C大阪にとっても、クラブ史に残るスタジアムで試合をするのは今回が最後になる。苦手広島から思い出の地で白星をつかみたい。