横浜FCの中村俊輔コーチ(45)が契約を結ぶアディダスが展開するプロジェクト「アディダスフットボールレジェンドクリニック」の一環で、千葉にある流通経済大付属柏高校(流経大柏)を12日に訪れ、セットプレーの指導を行った。
3学年で約120人の部員を抱える強豪校は、4カテゴリーに分かれて活動している。トップチームから1年生カテゴリーの練習まで熱心に見入っていた中村は「やはり面白いですね。チームや高校、クラブが、いろいろな指導をしていて、もちろん1日だけでは、分からないですけど、雰囲気が各チーム違う。あとはプロを経験した方とか指導者として何十年もやってる方としゃべると刺激になる」とプロとは異なる環境を楽しんでいた。
選手時代は、カズ(三浦知良)や中田英寿といった先輩、香川真司などの後輩としゃべったり、プレーしたりすることで自分の糧としてきた。コーチになり、自身よりキャリアのある指導者と話すことが刺激になるという。
「人数が多いから練習をどう回しているのかなとか、あとは高校生年代を見ることはそれほどないので、練習内容やレベルが見られたりすごい刺激になる。やはり一番は指導者の方々のコーチングとか、そういうのですね」
1日だけの関係性でどれだけのことを伝えるのか、迷う部分もある。「ちょっとぐらいは何かためになるようなことを言わないと、と思っている。『こいつ来たな』ってだけで終わるのはちょっと嫌なので。だから、少し長めに話をさせてもらっています。これまでの体験談などを主に伝えていますね」。
現在はプロの指導に当たるが、高校年代にも興味はあると話す。「選手と一緒で、監督をするとしても、それは上の方に行きたいっていうのはあります。上っていうのは、別に海外とか日本代表とかじゃない。なんか自分の中のレベルアップができるのであれば、やっぱりやってみたいし、行きたい。プロは戦術とか、勝ちに持っていく才能。でも、こういうところ(高校年代)はやっぱり育成。人間形成だから、それに関われるっていうのは、もしかして上に行くために必要だと思います」と意欲を示した。【佐藤成】



