静岡学園中は2-1で浜松開誠館中に競り勝ち、3連覇を飾った。前半、MF石坂龍煌(2年)が右足で先制点を挙げると、同点で迎えた後半にFW河野和磨(2年)が左足で決勝点。今冬の全国高校サッカー選手権に出場する「兄貴分」に負けない個人技スタイルで頂点に立った。
攻守で圧倒した。静岡学園中は前半18分、ゴール前の混戦から抜け出したMF石坂が右足で先制点。球際での勝負でも強さを見せ、試合を掌握した。準決勝後には選手だけでミーティングを実施。課題だった守備の強度を高めて決勝で改善した。指揮を執った海野哲夫コーチ(40)も「反省を生かしてできた部分はあった」と目を細めた。
後半は開始早々に失点。ただ、守備のほころびが出たのは序盤だけで、その後は危なげない試合運びを見せた。同点で迎えた同14分、個人技で右サイドを崩すと、FW河野が左足アウトサイドで流し込み、決勝点。元Jリーガーで、現在競輪選手の河野淳吾(41)を父に持つエースが技ありの1発を決めた。勝利の立役者は「みんながつないでくれて最後に僕が決めた。イメージ通りだった」と仲間に感謝した。
ドリブルとショートパスを駆使しながら攻めるスタイルは高等部と同じ。一貫した戦い方で昨年決勝でも破ったライバルを返り討ちにした。今年のチームは連動性も大きな武器で、DF西野壮太主将(2年)は「味方同士の連係で崩すのが今年の特徴」と胸を張った。
3連覇の偉業を成し遂げ、「兄貴分」にバトンを渡した。28日開幕の全国高校選手権は中等部全員で応援に向かうという。西野は「頑張って全国優勝してほしい」と激励。大舞台に挑むあこがれの先輩たちの背中を見て、チームもさらに成長していく。【神谷亮磨】



