サッカー、ドイツリーグ女子2部のザントでプレーする元アルビレックス新潟レディースのFW瀧沢莉央(27=新潟市出身)が、リーグ中断期間を利用して一時帰国した。23年にWEリーグ、AC長野パルセイロ・レディースからザントに移籍し、リーグ前半戦13試合すべて先発出場し3得点3アシストと主力として活躍中。2月から再開する後半戦では、2位以内で確定する1部昇格を目指し、自身も2ケタ得点を目標に掲げた。
瀧沢はリーグ中断期間の昨年末から地元の新潟市に帰省した。年明けの11日にドイツに戻り、2月中旬再開のリーグ戦に向けて始動した。新潟滞在中は新潟レディースのFW石淵萌実(27)、GK高橋智子(26)らと再会。実家で家族との時間も過ごした。「日本のごはんはおいしい(笑い)」とリフレッシュできた。
トップ下で先発に定着し、ここまで3得点3アシスト。スピードとフィジカルを重視するドイツで持ち味の足もとの技術と機動力を発揮した。「海外の選手は利き足以外では蹴らない。私は両方蹴られる。そこが武器にもなった」と特長を生かした。ドイツ2部から1部への昇格は上位2チーム。ザントは前半戦13試合を終えて7勝3分け3敗で3位。昇格争いの真っただ中にいるチームをけん引する主力の1人だ。
WEリーグの22-23年シーズン終了後の昨年6月に長野を退団。「もともと興味があった」と海外に活動拠点を求めてドイツに渡った。高校まで新潟レディースの下部組織で育った。神奈川大では17年ユニバーシアード日本女子代表入りし、準優勝に貢献。新潟レディースには大学4年時に特別指定選手として加入し、卒業時に正式入団。即戦力として1年目からなでしこリーグ戦16試合に出場した。WEリーグがスタートした21年に長野に移籍し、22-23年はリーグ戦20試合出場4得点と活躍。日本で下地を整えての海外挑戦だった。
ザント入団当初は言葉の壁にあたったが「もう慣れました」。対人で倒れずに踏ん張るよりも、倒されてファウルをもらうことが評価されるスタイルにも戸惑ったが、今は使い分けができる順応性の高さも示した。今後は再び日本でのプレーも視野に入れている。「今は(1部に)昇格すること。個人的には2桁は点を取りたい」。まずは後半戦に全力を注ぎ、チームを1部に導くことを“仕事”と位置づけた。【斎藤慎一郎】
◆瀧沢莉央(たきざわ・りお)1996年(平8)9月30日生まれ、新潟市出身。真砂小1年で真砂サッカー少年団でサッカーを始める。五十嵐中、新潟商では新潟レディースU-18所属。神奈川大に進み、1、3年時にインカレ準優勝。18年、当時なでしこリーグの新潟に特別指定選手として加入し、19年に入団。21年にWEリーグ長野に移籍。23年6月にドイツ2部のザント入団。なでしこリーグ通算30試合出場無得点。WEリーグ通算37試合出場5得点。156センチ、51キロ。



