JFLの高知ユナイテッドは9日、西村昭宏GM(65)の退団を発表した。双方合意の上で契約を解除した。

西村氏は14年に前身のアイゴッソ高知の監督に就任。Jリーグ入りを目指し、16年に高知ユナイテッドが誕生すると初代監督を務めた。18年からGM、JFLに昇格した20年から2シーズンは監督を兼任した。

高知は昨季、吉本岳史監督が率いて史上最高の7位に健闘。Jリーグ入りを目標に掲げながら志半ばでチームを去ることになった。

「『高知からJリーグを目指す』。掲げる目標の道半ばではありますが、自分の中で、10年を1つの節目にとずっと考えていたこと。また、組織も一新され、新たなスタートを切ることから、私も新たな道に進むことを決めました」とコメントした。

現役時代はC大阪の前身であるヤンマーで活躍し、日本代表として国際Aマッチ49試合に出場。指導者としてはC大阪、京都で監督を務めた。

高知のGMとしては、21年末に元日本代表FWカズ(三浦知良=現ポルトガル2部オリベイレンセ)の獲得に向け正式オファー。最終的にカズは同じJFLの鈴鹿入りを決断したものの、サッカー界の“スター選手”を四国に呼ぼうと熱意を示した。

「高知から本気で、Jリーグ入りを目指してきました。それだけに監督、GMという要職にありながら、その目標を達成できなかったことは本当に申し訳ないです」とした上で「J1川崎と戦った天皇杯4回戦。7000人を超える観客の声援のもと、日本最高峰を相手に熱戦を繰り広げ、おそらく高知中がサッカーに熱狂したであろうあの夜は、私のサッカー人生の中でも忘れられない試合の1つになりました」などと伝えた。