J2いわきFCは11日、いわき市内の練習場で東日本大震災の追悼行事を行った。集まった選手、チーム関係者らがピッチ中央で献花し、震災発生時刻の「午後2時46分」から1分間の黙とうをささげた。震災当時、いわき市は震度6弱、マグニチュード9を計測。最大8・57メートルの津波が襲い、震災関連死を含め、446人が犠牲になった。いわきFC社長として9度目の「3・11」を迎えた大倉智社長(54)は「いつもチャレンジャー精神で前を向く姿をみせることで、みなさんが笑顔になると思うので、この姿勢を忘れずにやっていきたい」と語った。 「3・11」直前の9日、ホーム鹿児島戦(3○1)で今季初白星をマーク。試合前、ロッカールームのホワイトボードには田村雄三監督(41)からの熱いメッセージが刻まれていた。「“復興から成長へ″。我々にできることは90分止まらない、倒れない。ハワスタで大好きなフットボールができることに感謝。ただ前向きにチャレンジし、全員で助け合おう。その姿を(ファン、サポーターは)見に来てくれているし、その姿が勝利への近道」と記し、「苦労知らずして、勝利なし」という言葉で締めくくられていた。 「90分間止まらない、倒れないサッカー」をピッチで体現し、勝利を届けたイレブンが、これからも「浜を照らす光」として、ホームタウンに明かりをともし続ける。【木村有優】