新潟レディースは敵地でノジマ相模原を1-0で下し、3月で7試合を戦う強行日程の最終戦を勝利で締めた。

頼りになる主将が持ち味を発揮して勝利を呼び込んだ。0-0の後半12分。敵陣で相手のパスミスを拾ったMF川澄奈穂美(38)が、そのままドリブルで前進。ペナルティーエリア手前で右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。これで今季公式戦は3得点目(リーグ2得点目)。これまでの得点はすべて「秘密兵器」のヘディングでのゴール。10日の日テレ東京V戦でWEリーグ初ゴールを決めた後は「(ヘディングは)しばらく封印」と話していた通り、磨き上げてきた右足でゴールを奪った。

満身創痍(そうい)だった。16日ちふれ埼玉戦から中3日、中2日での試合が続いた。この日が5連戦目。勝利後、サポーターとともに歌う新潟の名物応援「アイシテルニイガタ」もいつもなら跳びはねて歌うが、選手たちに跳ぶ気力はもう残っていなかった。

それでも3月の7試合で5勝1分け1敗で目標としていた「3月で勝ち点16」を達成。試合後、橋川監督は「魂のこもったゲームをしてくれた。内容どうこうではない。5試合連続でボロボロですけど、よくやってくれた。何よりスタッフに感謝したい。このハード日程の中で分析とか選手のコンディションとか本当によくやってくれた。(サポーターも)新潟から駆けつけてくれて、みんなで勝ち取った勝利だった」と戦いきった“チーム”を涙ながらにたたえた。