日本代表の森保一監督(54)が同組のスペイン代表について「戦術的にも個々の技術的にも非常に洗練されている」と印象を述べた。

日本代表は来月1日にワールドカップ(W杯)1次リーグ第3節でスペインと対戦する。その一戦に向け、森保監督がスペイン紙アスのインタビューに応じた。そのもようを同紙が21日に伝えた。

森保監督はその際、日本がスペイン、ドイツ、コスタリカという非常に厳しいグループを勝ち抜くために必要な要素について問われ、「自分たちらしくなり、自分たちのアイデンティティーを保つことが最も重要だ」と相手に臆することなく、いつも通りのプレーをしなければいけないことを強調した。

優勝候補の1つに挙がるスペイン代表の印象について「東京五輪で対戦したので知っているし、その時の選手たちが今のメンバーにたくさんいる。戦術的にも個々の技術的にも非常に洗練されていると感じているし、全体的に非常に高いレベルにある」と言及。スペインで最も警戒している選手について「全てのポジションに素晴らしい選手たちがいるので、細心の注意を払わなければいけない。各選手を個別に分析する必要がある」と話した。

続いてスペインが守備の強いカウンターに優れたチームに苦戦していることが、日本が勝利するための鍵になるかを聞かれ、「スペインは非常に柔軟にプレーできるチームだ。我々がそのようなポリバレントな能力を備えたチームと渡り合うためには、いくつもの選択肢を準備しておく必要がある」と返答した。

また森保監督は今大会の目標について、「我々の目標は、過去6大会で一度も成し遂げたことがない決勝トーナメント1回戦を突破することだ」とベスト8入りへの願望を力強く訴えていた。(高橋智行通信員)