フジテレビが2日早朝に生中継したサッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグの日本対スペイン戦(午前3時40分番組開始、同4時キックオフ)で平均視聴率22・4%をマークした。深夜0時以降の同局サッカー中継の世帯視聴率としては、11年7月17日のFIFA女子W杯決勝「日本対アメリカ」(午前3時35分~同6時30分)の16・9%を抜いて歴代最高をたたき出した。

ビデオリサーチによると、先制を許した前半部分にあたる同日午前4時59分までの平均世帯視聴率が16・9%(関東地区)、同時間帯の平均個人視聴率は8・6%。毎分世帯視聴率は午前4時45分で22・2%。毎分個人視聴率は午前4時45分で11・5%だった。

2点を奪って逆転勝利した後半部分に該当する同日午前5時以降の平均世帯視聴率が28・7%(関東地区)、平均個人視聴率は15・4%だった。瞬間最高にあたる毎分最高視聴率はともに午前5時54分で世帯34・6%、個人18・9%。試合終了直後、敗れたスペインのペドリがぼうぜんとするシーンや、日本の伊東純也や浅野拓磨がハイタッチやハグで歓喜するシーン、スペインイレブンが落胆の表情で集まる場面などが放送されたタイミングだった。

さらにフジテレビが決勝トーナメント1回戦、日本対クロアチア戦を今日5日の午後11時(深夜0時キックオフ)から生中継する。過去に同局は97年のジョホールバルの歓喜、W杯初勝利を挙げた02年日韓大会ロシア戦、18年ロシア大会ポーランド戦での16強決定など、数々の劇的試合を生中継でアシスト。「フジテレビ神話」も森保ジャパンを後押しする。

日本初の8強進出がかかる注目の一戦の実況は、西岡孝洋アナウンサー(46)、ゲストは元日本代表監督の岡田武史氏(66)が務める。プレーヤーズ解説はJ1北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(43)が、スタジオでのスペシャル解説は中村俊輔氏(44)が担当。ピッチサイドは日本対スペイン戦の実況を務めた中村光宏アナウンサー(38)が、引き続き日本の勝利を”アシスト“する。番組MCはおなじみのジョン・カビラ(64)が務める。

◆フジテレビサッカー中継歴代高世帯視聴率ベスト5(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)

1位「2002年FIFAワールドカップ グループリーグ 日本対ロシア」(2002年6月9日)66・1%

2位「1998年ワールドカップサッカーアジア地区第3代表決定戦 日本対イラン」(1997年11月16日)47・9%

3位「2018年FIFAワールドカップ(ロシア)グループリーグ 日本対ポーランド」(2018年6月28日)44・2%

4位「1994年ワールドカップサッカーアジア地区最終予選 日本対韓国」(1993年10月25日)38・0%

5位「2001年FIFAコンフェデレーションズカップサッカー決勝・日本対フランス」(2001年6月10日)37・9%

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