1次リーグで日本に敗れているスペインが、決勝トーナメント初戦も苦戦した。ボール支配率で圧倒するも、攻めあぐねた。

前半はFWアセンシオ（Rマドリード）が放ったシュート1本だけ（枠外）。小気味よくパスをつなぐも、ゴールに直結するプレーは生まれない。バルセロナの18歳MFガビが、バーにはじかれる決定的な場面は作ったが、これはオフサイドの判定。前半を0－0で折り返した。

スペインは前回大会は16強入りしながら、開催国ロシアにPK戦で敗れて8強入りならず。14年ブラジル大会は1次リーグで姿を消した。勝てばMFイニエスタの決勝弾で優勝した10年南アフリカ大会以来の8強だったが、初の8強を目指すモロッコも譲らず。

スペインは後半37分にFWモラタ（Aマドリード）がDFの裏を突いて右奥で好機をつくるも、角度がなく得点は奪えなかった。

両チームともスコアレスのまま延長戦に突入した。