1次リーグ最終戦が行われ、最上位リーグAの3組ですでにリーグBへの降格が決まっているイングランドがドイツと壮絶な打ち合いの末に引き分けた。ドイツは、ワールドカップ(W杯)カタール大会の初戦で日本と対戦する。

イングランドは後半7分にDFマグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)が相手MFムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)にパスを奪われ、そのボールを奪い返そうとして同MFを倒してPKを献上。これをMFギュンドガン(マンチェスター・シティー)に決められて先制を許した。さらに同22分にもFWハバーツ(チェルシー)にゴールを決められ、リードを広げられた。

しかし同26分にDFショー(マンチェスターU)の左足ゴールで反撃を開始すると、その4分後にはMFサカ(アーセナル)の右からの折り返しを中央のMFマウント(チェルシー)が右足で合わせて同点に。さらに同38分にはMFベリンガム(ドルトムント)が獲得したPKをエースのケーン(トットナム)が豪快にゴール左上に蹴り込んで勝ち越した。

終了間際にハバーツのこの日2点目で再度同点とされ、そのままドローで終わったが、6ゴールが乱れ飛ぶ一戦にウェンブリー・スタジアムを訪れたファンも興奮冷めやらない様子だった。

英BBC電子版は「イングランドは気迫を見せた。だがなぜマグワイアが先発なのか?」「ハリー・マグワイアはサウスゲート監督にとっての問題だ」「マグワイアは、なぜマンチェスターUでスタメンを外されているかという部分を、まさに見せてくれた」などとクラブでも十分な出場機会を得られていないマグワイアの起用に疑問を呈した。