【サンセバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】

日本代表MF久保建英(21)が所属するレアル・ソシエダードは最終節を勝利で飾った。この日が22歳の誕生日だった久保は先発し、後半27分までプレー。スペインリーグでの日本人初のシーズン2桁得点はならなかったが、存在感を放った。

3試合連続で先発。4-3-3の右ウイングに入った。7分にはFWセルロートのクロスを送ったがセルロートがシュートを放つも狙うも枠上に失敗した。続く15分に自らゴールを狙うがDFに阻止された。20分には絶妙なパスを出すも、ブライス・メンデスのシュートは枠を捉えられなかった。

チームの攻撃のエンジン役としてこの日も気を吐く。30分には自陣右サイドからドリブルで一気に敵陣へ。相手を1人かわし中にパスを送るが、ブライス・メンデスのシュートはDFにブロックされた。さらに37分と38分にシュート。45分にはトリッキーなプレーで相手をかわし、観衆を沸かせた。マッチアップするDFを前半で交代に追いやった。

後半27分、途中交代でピッチを退いた。加入1年目ながら、この日だけでなく今季の好調を支えた21歳に対し、スタンドの観衆から大きな拍手が送られた。

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