<第88回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・9キロ)

 早大の渡辺康幸監督が悔しさからおえつを漏らした。昨年は総合優勝したが、今年は往路2位で、復路では4位。総合成績も4位にとどまり、「(昨年優勝の)おごりや、危機感のなさが生んだ4位です」と反省の弁を述べると、思わずこみ上げるものがあった。すでに来季を見越して、復路は4年生を使わなかった。来季の主将で、3年で箱根デビューした佐々木が、7区で区間3位と健闘して2位争いから抜け出したが、9、10区で後退。「3番でいいと思ったら明治にも負けてしまった。甘かった」(渡辺監督)。東洋大、駒大との3強からも脱落した。来季は、これまでの練習メニューを見直し「本当に強いチームをつくりたい」(佐々木)。渡辺監督は「来年は絶対に優勝します」と誓った。