陸上男子100メートルで9月に日本人初の9秒台となる9秒98の日本記録を樹立した桐生祥秀(東洋大)が来年4月から日本生命に所属することになった。

 ◆桐生祥秀(きりゅう・よしひで)1995年(平7)12月15日、滋賀県彦根市生まれ。中学で陸上を始め京都・洛南高3年の13年4月に日本歴代2位の10秒01を記録。14年6月に日本選手権初優勝、同7月の世界ジュニア選手権で同種目日本人初の銅メダル。15年3月のテキサス・リレーで追い風参考ながら9秒87。昨年6月には3年ぶりに10秒01をマーク。400メートルリレーで16年リオデジャネイロ五輪銀メダル、17年世界選手権銅メダル。今年9月9日、福井県営陸上競技場で行われた日本学生対校選手権の100メートル決勝で9秒98の日本新記録を樹立し、日本人で初めて「10秒の壁」を破った。五輪の花形種目で、日本勢の長年の夢だった領域に足を踏み入れた。家族は両親と兄。176センチ、70キロ。