第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)に出場する東海大が13日、神奈川県内の同校で記者会見を開いた。

 阪口竜平(2年)は前回大会で4区にエントリーも、本番直前に同期の松尾淳之介と交代でメンバーから外された。戦略上、両親にしか言えず、周囲から「頑張れ」と応援されても「ありがとう」としか言えなかった。悔しさを乗り越え、今季はオランダなど海外のレースに参戦し、腹筋を5月から毎日1000回するなど体幹を鍛え抜いた。10月の出雲駅伝では、大学初の駅伝で1区区間賞の快走を見せ優勝に大きく貢献。「昨年の悔しさがあるから今がある。1、2区を走りたい」と力を込めた。