男子20キロに川内優輝(31=埼玉県庁)が神野大地(25)とともにゲスト出場。神野に9秒遅れながらも、1時間49秒の全体2位でゴールした。

4月のボストンマラソンでは日本人として31年ぶりの優勝を果たしたが、10月のシカゴマラソンでは3位大迫傑(27)の日本新報奨金1億円獲得の前に19位に終わった。川内は高島平で再びつかんだ高揚感を胸に、来年のボストンへのディフェンディングチャンピオン出場を目指す。

川内はラスト2キロから神野を追い、届かなかったものの、「シカゴが相当悪かったが、今日は学生の力を借りて立て直すことができた」と笑った。

シカゴ後も休まずに「しっかり練習した」。先週の富山・滑川ほたいるいかマラソンにゲスト出場し「ハーフで65分台に戻った」と復調の手応えを感じた。

来春のプロ始動に向け「スピードを戻していく必要がある」と自覚。シカゴで沿道から「”来年ボストン頼むよ”と言われた。応じるのがプロアスリート」と前向きだ。ボストンマラソンの博物館に優勝者愛用品が飾られる件については「埼玉県庁の何かを寄付したいな。来年持っていきたい」と笑顔だった。