男子100メートルで、15年世界選手権代表の長田拓也(25=富士通)が、右太もものアクシデントで予選敗退した。

予選6組で登場して力強く飛び出したが、中盤で右太ももに痛みを感じた。「右足がおかしくなったが、何とか走りきろうとして」。必死で足を動かしたが、ラスト10メートルでは失速して11秒02の同組7着。準決勝進出はならなかった。

長田は自己ベスト10秒14を持っており、15年は世界選手権北京大会では400メートルリレー代表として出場している。ただ実力者は今年3月に右太ももを痛めていた。それでもサニブラウンらが好タイムを出す中で「周囲(のレベル)が上がっているので、僕なんか練習しないとダメだと思って…。春から焦ってやってきたが、治しきれなかった。悪いまま、連戦、連戦になっているので、1度しっかり休まないとダメですね。この年でまだそんなことをいっているようでは…。甘かったです」と再スタートを誓っていた。