静岡・御前崎市出身で16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)陸上男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(28=ミズノ)がこのほど、日本陸連の公式ユーチューブチャンネルで配信されたトークイベントに参加した。新型コロナウイルスの影響で延期された「セイコーゴールデングランプリ」の代替イベントで、飯塚は「東京五輪選考の大事な試合だった。走ることはできなかったが、こうして緩く話せるのでよかった」と前向きだった。

1200人以上の視聴者を集め、ファンからの質問にも回答。主戦場である100メートルと200メートルのどちらが好きかを問われ、「両方好きです。100メートルは、スタートからゴールまでを思い切り走る楽しさ。200メートルは、最後のコーナーから直進に入る爽快感と、後半のキツいところで頑張る楽しさがある」と話した。

終了直前には、出演選手を代表して医療従事者への感謝を述べた。「この状況が終息したら、またみなさんに楽しんでいただけるようにしっかりと準備します。試合会場でお会いできる日を楽しみにしています」と締めた。【河合萌彦】