東洋大時代に箱根駅伝で「新・山の神」として活躍した柏原竜二氏(30=富士通勤務)が17日、都内で行われた文化放送定例会見にゲスト登壇した。同局「ニュースワイドSAKIDORI!」内の「箱根駅伝への道」でナビゲーターを務めている。

先ごろ開催された全日本大学駅伝を振り返り「1年生の活躍が素晴らしかった。勝負は紙一重だと思った」。来年の箱根駅伝の優勝予想を聞かれると「どこが勝つか分からない。トラックレースやロードレースが軒並み中止となり、情報が少なく判断が難しい」。コロナ禍で選手、監督への対面取材ができず、電話取材が主になる。「声色だけで調子を察していかなければならないので、例年以上に優勝予想が難しい」と話した。

沿道の応援自粛など、新しい様式での箱根駅伝となる。自身の体験として「声援はほぼほぼ聞こえないが、きつい時に仲間や知った顔がいてくれるとめちゃくちゃ頑張れる」。一方で、コロナ禍の今は「目では(応援を)体感できなくても、オンラインやSNSなどで全国からの応援を実感できる」とし「やっぱりスポーツは現場だよね、となるのか、現場でなくても伝わるものはあったよね、となるかは、選手たちが当日感じることで、後から聞いてみたい」と語った。