東京オリンピックの女子5000メートル代表萩谷楓(20=エディオン)が4分11秒34の自己新で日本人トップの2位となった。

最後の直線で、先行していた東京五輪女子1500メートル代表の卜部蘭(26=積水化学)との競り合いとなり、抜ききった。序盤に前に付いていけなかったのは反省した上で、「自己ペストが出たのは大きな収穫。力が付いているかな」と笑った。

耳にはリンゴのピアスを付けていた。リンゴは故郷・長野県の特産品。「長野県魂を忘れないように」。目標にしてきた東京五輪に出場したが、いつまでも満足感に浸っているわけにはいかない。初心に戻り、今後の飛躍を誓う。来夏の世界選手権へ向けては「出場するだけでなく、入賞も視野にいれてやっていきたい」と力を込めた。