選手層の厚い明大が、順当に予選トップ通過を果たした。前回の本戦は11位でシード権を逃したが、4年連続63回目の本戦出場を決めた。

加藤大誠(3年)が日本人選手2位と好走。トップにはわずかに及ばなかったものの、「日本人1位になりたい欲があり、そこが最後のスパートにつながった。最後勝ちきれなかったのは悔しいところだけれど、練習してきたことがやっと形や実になってきた」と納得の表情を見せた。

本戦は1年時から花の2区を任されてきた。今年もその区間を走りたいという思いは強い。「ずっとそれを考えていた。2区を走るならここで1位で取らないとと。また2区を走って、次はシード権を取りたい。これ以上もっと強くなって結果を出したい」と誓った。

山本監督は「下馬評でトップ通過と言われていた中で、そのとおりになって良かった」と安堵(あんど)の表情。この日は集団走ではなく、選手個々が決めたターゲットタイムで走る方針だったことを明かし、「その作戦を選手たちが実行してくれた。力通りの走りをしてくれた結果だと思う」とうなずいた。