10月の出雲駅伝初出場で初優勝した東京国際大の日本人エース、丹所健(3年=神奈川・湘南工大付)がケガで調子を落としながらも、6区で37分12秒の区間新をマークした。

出雲駅伝出場後、左足底部分のケガでしばらく走れなかったという。丹所は「2週間走れず、状態も悪くて。ギリギリまで走るか走らないか悩みました」。

ケガがなければ、2区を走るはずだったことも明かした。「監督は1区は山谷(昌也)、2区は自分、4区は(イエゴン・)ヴィンセントと前半乗り切る形で最後粘りきる戦略でしたが、自分がけがをしてしまい、負担が少ない6区になりました」と明かした。さらに「4位でタスキをもらった時点で、つなげるだけじゃダメだなと。前の3人を追っかけた結果、区間賞、区間新につなげられたと思います」と話した。「不安のほうが大きく、最低限自分の走りができればと思っていた。まさか区間新を取れるとは」とホッとした表情を見せた。

来年の箱根駅伝については「チームは3位位内が目標。自分が走るのは2、3区だと思うので、そこで区間賞が目標です。坂は苦手なので、今年3区で坂の練習してから来年2区で」と意気込んだ。