今年を最後に75回の歴史に幕を閉じる福岡国際マラソンが午後0時10分、スタートした。ペースメーカーを務めたのは12年ロンドンオリンピック(五輪)に出場した日本長距離界の高速ランナー、佐藤悠基(SGホールディングス)が務めた。

1キロを2分58秒の速いペース設定の中、先頭を切って走った。このペースで走り切れば2時間5分11秒となる。序盤はさらに速いペースの1キロ2分56秒で展開され、最初の5キロは14分47秒で通過した。東京五輪男子マラソン6位入賞で、今回テレビ解説者を務める大迫傑氏は「世界と戦うためにこのペースがスタンダードになる」と話した。

2時間6分台の選手が4人そろっており、この大会の日本人最高記録(2時間6分51秒=第54回大会・00年の藤田敦史、富士通)更新へ期待が高まった。