え、2時間半で2875万円! マラソンの世界選手権米オレゴン大会(7月)代表選考を兼ねた名古屋ウィメンズ(バンテリンドームナゴヤ発着)が13日に開催される。初めて公表された優勝賞金は25万ドル(約2875万円)。世界最高のドバイマラソン(20万ドル=約2300万円)を上回る。

昨年の優勝賞金は非公開だったが、関係者によると約300万円。約10倍増に、大会主催者は「世界でもトップクラスの女性ランナーが集まり、より高いレベルの大会になるよう、そして女性アスリートの活躍を応援したいという思いで世界最高額の優勝賞金としました」と説明した。

同大会は、世界陸連が定める最高位の「エリートプラチナラベル」。同ランクは、東京マラソンを含めて世界で12レースしかなく、女子単独のレースは名古屋だけ。男子の福岡国際が消滅するなど、マラソンを取り巻く環境が変化する中で、格付けにふさわしい最高の報酬を準備した。主催者は「世界に誇る大会として、さらなる高みを目指したいと考えています」。東京マラソンの優勝賞金1100万円に比べても2・5倍と破格。なお2位以下の賞金は非公開となっている。