8日に開催される「セイコーゴールデングランプリ(GGP)陸上2022東京」(日刊スポーツ新聞社共催)の前日会見が7日、会場の東京・国立競技場で行われ、今季初めて3000メートル障害に出場する三浦龍司(20=順大)は、タイムと勝負の両方に意欲を見せた。自己記録は8分9秒92で、昨夏の東京五輪で7位入賞している専門種目。「最低限のベースは8分20秒台。タイムをしっかり狙っていきますし、勝負でも積極的なレースをしていきたい」と意気込んだ。

今季は好調で、4月9日の選抜中・長距離大会(熊本)での1500メートルで、日本記録にあと1秒17に迫る3分36秒59の日本歴代2位の記録で制した。同29日の織田記念(広島)では切れ味のあるラストスパートで5000メートルを制した。「スピードと持久力は強化してきた。それを3000メートル障害で出せればいい」。

東京五輪は無観客でのレースだった。「同じスタジアムでお客さんが観戦してもらえることに感謝と、喜びを感じる。しっかりアピールしていきたい」と話した。