2時間9分7秒で藤枝明誠が、14年ぶり9度目の制覇。来月25日に京都市で開催される全国大会に出場する。

藤枝明誠の2人が活躍し、チームを14年ぶりの頂点に導いた。最長区間の1区(10キロ)で杉浦柊人(3年)が30分6秒の区間賞。チームに勢いをつけた。2位の韮山の追い込みで、4秒差のトップでタスキを受けた最終7区(5キロ)。水野健太主将(3年)が15分5秒の区間最高記録で快走し、勝負を決めた。

杉浦は「うれしすぎて言葉にならない。入学して2年連続で4位。最後のチャンスで、今までの悔しい思いが晴れてよかった」と振り返った。アンカーの水野は「ケガばかりで迷惑をかけた3年間だったけど、最後にチームに貢献できてうれしい」と語った。

2人は、2019年全国中学駅伝で8位になった吉田町立吉田中のチームメート。「この6年間、あいつがいたから、ここまでこられた」と言葉をそろえた。水野は「都大路で走れることに感謝し、全力で頑張りたい」と決意を込めた。【山口昌久】