今春から大東文化大(大東大)に進学するサラ・ワンジル(帝京長岡高)が5000メートルに出場し、大学生ランナーたちをおさえ、1位でフィニッシュした。

レース序盤から先頭集団を形成し、残り1000メートルを切ってからペースアップ。後続を引き離し、16分7秒62秒でゴールした。

ケニア出身のワンジルは、昨年8月の全国高校総体(インターハイ)女子3000メートルで6位入賞の実力者。レース後は「キツくなかったです」とさわやかに振り返った。

憧れの選手は、世界選手権女子5000メートルで2度の金メダルを獲得したヘレン・オビリ(ケニア)。新たなステージへ「大学の目標は5000メートルで15分00秒」と言い切り、将来的にはマラソンへ挑戦したい思いも明かした。

同じく大東大へ進学予定の野田真理耶(北九州市立高)は2位、蔦野萌々香(諫早高)は4位だった。