<陸上:全日本実業団対抗選手権>◇第1日◇20日◇埼玉・熊谷スポーツ公園陸上競技場◇男女1万メートル決勝(タイムレース)

 8月の世界選手権モスクワ大会男子マラソンで5位入賞を果たした中本健太郎(30=安川電機)が、男子1万メートルに出場。昨年出した自己ベスト(28分54秒59)に30秒以上遅れる29分27秒10で、第2組12着だった。

 昨年のロンドン五輪(6位)に続く、世界大会で連続入賞を果たした中本。モスクワから約1カ月後の本格的なレース参戦の狙いを「後半のスピードが課題なので(体が)重い状態で、どれだけ粘れるか」と語った。

 モスクワから帰国後は、ほとんど休養に充てていたといい、そんな中でも「しっかり走らないと(世界に)通用しないと思う。モスクワに行く前から(今大会は)出ると決めていました」と気丈に話した。

 今後のマラソン出場については「(年内は)ありません。白紙の状態で、海外も含めて一番いいところを狙おうと思います」と話した。