陸上男子400メートル障害の日本記録保持者、為末大(32)が25日、自らの走る姿で被災地に勇気を与える考えを明かした。練習拠点の米サンディエゴへ出発する成田空港で「日本代表という思いが強い。世界に挑み、メッセージを発信したい」。北京五輪後は故障もあって大会出場はないが、「苦しい時こそスポーツが必要。要望があれば日本国内どこでも走る」と宣言。まずは4月に石川県での地方レースに参加する。