日本陸上連盟は12日、都内で、27日に開幕する世界選手権(韓国・大邱)の日本選手団結団式を開催。河野一郎同連盟会長はあいさつで「少なくともシーズンベスト、パーソナルベストを出してほしい。大邱まで行って出せないなら、期待を裏切ることになる。肝に銘じてほしい」とげきを飛ばした。この日、選手団の主将に任命された男子やり投げの村上幸史(31=スズキ浜松AC)と女子400メートル障害の久保倉里美(29=新潟アルビレックスRC)が「皆さまの期待に応え、少しでも元気を届けることを誓います」と決意表明を行った。

 女子短距離の福島千里(23)は「1本でも多く走れるように、全力で走りたい」と、相変わらずのマイペースを貫いた。公務員ランナーとして男子マラソンに出場する川内優輝(埼玉県庁)は「日本代表の責任を感じる。最高の状態で本番を迎え、最高の走りで入賞を目標に頑張りたい」と使命感を口にした。