<フィギュアスケート:世界選手権>◇26日◇さいたまスーパーアリーナ

 32人が争う男子ショートプログラム(SP)で、ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(ANA)は91・24点で3位となった。

 五輪では完璧に決めていた4回転トーループで、まさかの転倒。回転不足も取られた。しかし次のトリプルアクセルはきれいに着氷。終盤の3回転ルッツ-3回転トーループのコンビネーションジャンプは問題なく決め、最後のスピンまでしっかりと演技した。フィニッシュ後は腰に手を当て、苦笑いを浮かべた。

 羽生は「悔しいです。4回転トーループは、久しぶりにこういう演技をしてしまった。でもミスしたけど(得点の)高いエレメンツなら90点台に乗ると、切り替えられた。(町田)樹選手は素晴らしかった。フリーはしっかりと調整していきたい」と話した。