<全国高校バスケット選抜優勝大会:延岡学園102-53福岡大大濠>◇男子準決勝◇28日◇東京体育館

 延岡学園(宮崎)は第1クオーター(Q)で24-12とリードすると、その後もどんどん点差を広げて大勝した。

 九州勢同士の対戦とあって、北郷純一郎コーチ(69)は「相手の手の内は分かりすぎているくらい、分かっている」と言い、相手の先発のうち3人が1年生だったこともあり「キャリアの差。選手は自信があったと思う」と明かした。同コーチも試合前に「第3Qまでで勝負を決着させよう」と指示。第3Q終了で69-40と、その通りの展開となった。

 決勝では初優勝と同時に、高校総体、国体との高校3冠がかかる。北郷コーチは「せっかくのチャンス。選手は『3冠』のプレッシャーの中で練習してきた。1Qずつ集中して、指示をすれば、彼らはそれができるプレーヤー」と、自信をのぞかせていた。