<全国高校ラグビー:報徳学園44-0平工>◇30日◇2回戦◇花園

 報徳学園(兵庫)が、今年で創部60周年の節目の年を迎えた。まずは平工(福島)を完封して好発進した。「シャットアウトしたのが収穫です。守りは体が張れていた」と西條監督は目を細めた。60周年の記念で7月には10日間のニュージーランド遠征で心身ともに鍛えた。大山主将は「自立する心が芽生え、それが今の自分たちで考えるラグビーに生きている」と言う。報徳学園にとっては、ここからが正念場。元日には、Bシード校同士の国学院久我山(東京第1)と激突する。「ぜひとも突破して報徳の新しい歴史を作りたい」と西條監督は意気込んだ。